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2007.08.18 Saturday

室礼

パソコンの変換ミスではない。

だから、「失礼」の事ではない。

又、「室礼」を”しつれい”と読んでは
それこそ、この言葉に失礼だ。

昔は良く聞いた言葉で
最近、とんと耳にしない言葉がある。

この言葉、「しつらい」(室礼)もそのひとつだ。

NHK教育テレビの”美の壷”
進行役は谷啓さん。



この番組で、”床の間”をテーマとした時、
久しぶりに「しつらい」なる言葉を聞いた。

辞書を引いても、「室礼」とは出ていない。
「設い」(しつらい)と出ているだけだ。

「設い」の意味は
装置、設備、そして飾りつけ、
確かにその通りだが
これでは、何とも無味乾燥な言葉となってしまう。
「しつらい」なる言葉の漢字には
やはり「室礼」が相応しい。

何故なら、「室礼」は
日本の伝統ある家屋の
いわば部屋の礼儀ともいうべきものだろう。

何に対する礼儀か???



それは日本独特、
四季折々の移ろいに
部屋を調和させる礼儀なのだろう。

日本は世界に誇る
それぞれに美しい四季を持った国である。

これほど際立った
春、夏、秋、冬を持つ国は
世界広しといえども日本ぐらいだろう。

だから、四季に礼をつくすべきなのだ。

従って、「室礼」は
単なる飾り付けよりも
もう少し深い意味を感じてしまう。

元来、この言葉は
「やまと言葉」として誕生した。

「しつらい」の「し」は「為(し)」であって
「・・・・をする」の意味がある。

「つらい」は「つれあう」
或いは「つりあう」を意味しており
”その時々の状況に応じて
 釣り合いが取れるようにすること”である。

番組では「床の間」、「違い棚」等の
「しつらい」を季節にあわせ
掛け軸、置物、活け花
そして光線の変化で
巧みに演出していた。

今時、床の間のある家は
特に都会では希少価値だろう。

我が家にも勿論、
床の間などあるわけはない。


(1ヶ月ほど前までは”桃にツバメ”)

しかし、狭い玄関の脇の壁
額に入った絵が
季節の経過と共に代わっていく。


(今は、瓜、茄子等の夏野菜)

これも「室礼」のひとつ、
なかなか気持の良いものである。
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